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2006年3月31日 (金)

チャーリーとチョコレート工場

チャーリーとチョコレート工場 特別版

2005年公開(115分)
製作国:アメリカ・イギリス
監 督:ティム・バートン
CAST:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア

<STORY>
失業中の父、母、そして2組の寝たきり祖父母に囲まれ貧しいながらも幸せに暮らしている少年チャーリー。
彼の家のそばには、ここ15年間誰一人出入りしたことがないにもかかわらず、世界一のチョコレートをつくり続ける謎に包まれた不思議なチョコレート工場があった。

ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、全商品のうち5枚だけに入っている“ゴールデン・チケット”を引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可する、と驚くべき声明を発表した。
そして一年に一枚しかチョコを買えないチャーリーも、奇跡的に幸運のチケットを手にし、晴れて工場へと招かれるのだが…。

<つぶやき>
うーん、これは子供むけではなかったのかしら???
というのが正直な感想。
だって、大好きなチョコレートが全然食べたくならない!!!

きっと観終わったら、最寄のコンビニへ、久しぶりに『板チョコ』なんか買いに走る事になるのだろう…と思っていたのです。
でも、なんだかチョコレート自体はおいしそうではなかった…

映像としてはとてもキレイ!カワイイ!
デップやフレディ君はじめ子役の5人のキャラクターがわかりやすくて安心して観られます。
クルミを割るリスがたくさん出てくるシーンなんか、とーってもかわいくて。

でも、ちょっとブラックなユーモア満載なので、お子さんと二人で観るのは少し居心地悪いのでは!?

恋愛ものやアクション、最近流行の『泣かせる映画』に飽きてしまったら、ちょっと変わったファンタジーの世界を覗いてみてはいかがですか???

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空中庭園

空中庭園 通常版

2005年公開(114分)
製作国:日本
監 督:豊田 利晃
原 作:角田 光代
CAST:小泉今日子、鈴木杏、板尾創路、ソニン

<STORY>
━何事もつつみ隠さず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合う━
それが京橋家の決まり。

その決まりにしたがって、今朝マナは自分の"出生決定現場"を知らされた。
そのせいというわけではないが、最近マナは学校をさぼりがちだ。
弟のコウもまた、あまり学校に行っていない。
だが建物に興味があり、"ラブホテルには窓がない"と聞いて行ってみたくなる。案内してもらおうと思い、飛び込んだ先の不動産会社で受付をしていたのがミーナだった。

ミーナは実は父・貴史の愛人だった。貴史にはもうひとり、長くつきあいつづけている愛人・飯塚もおり、会社をサボっては二人の愛人の間を右往左往しているといういい加減ぶり。

妻の絵里子はうすうす夫の浮気に気がついているものの、
━隠しごとをしない━
という家族の決まりを守るため、あえてそのことは問い詰めない…

 <つぶやき>
この作品は先日劇場で観てきました。

主演の小泉今日子さんはじめ、この映画で演技するときうすっぺらな存在になりはてていました。
そのせいか、防御線を張ったバランス調整ができなくなって、少しずつ歯車が狂っていく瞬間が手に取るようにわかる。

後半に、「家庭って、学芸会なんだ」という台詞が出てきます。
京橋家のルールこそが、実は真実を覆い隠してしまっていること。
すべてを語ろうとすることで真実を見失ってしまうこと。
家族との付き合い方というより、家族一人一人が毎日それぞれの人生を生き、それぞれの過去とそれに基づいた『現在』を生きていることを改めて気づかされた気がします。

そして、主演の小泉今日子の演技に最後はただ圧倒されます。

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2006年3月27日 (月)

幸せになるためのイタリア語講座

幸せになるためのイタリア語講座 デラックス版 Yokoku_17

2004年公開(112分)
製作国:デンマーク
監 督:ロネ・シェルフィグ

<STORY>
不器用な人や、一人ぼっちの人
夢を忘れた人や、片思いの人
さびしがりやの大人たちが集う
ここは週に一度のイタリア語講座

コペンハーゲン近郊のとある街。仕事、恋愛、家族。さまざまなトラブルや悩みを抱え、うつむき加減な日々を生きている6人の男女。現実に傷つきながらも、それぞれの思いを抱え週に一度のイタリア語の初級講座へ通うことに。いくつもの出来事や偶然の中で、講座に集まる人との触れ合いを通じて何かが変わり始める6人。
「どこかに行きませんか?」「…ベニスは、どう?」
受講者みんなで旅に出た美しい街で、揺れる心。いま必要なのは、ほんのちょっとの自信と素直さ。
勇気を出したそのあとで、彼らに訪れる未来は…。G_photo

<つぶやき>
開放的な南国ではなく、そこは白夜の国デンマーク。
綺麗な色をしたカクテルを飲むわけでなく、熱いダンスを踊るのではなく、オープンカーでドライブするのではなく…イタリア語講座に通うんです。
いい大人が、片思いの人の前で、もじもじしてるわけです…

でも、大人になってしまっているだけ臆病で、大人な分だけ寂しがりやになった男女が少しずつ溶け合っていく。
なんだか、恋っていいな…
なんだか大人になるのもいいな…

ちょっと展開が遅く、北欧の薄暗い感じの映像で退屈に感じる人も少なくないかもしれません。

でも、ラストまでがんばって眺めていたら、ちょっと優しい気持ちになれてますよ!

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2006年3月25日 (土)

ポビーとディンガン

10147 

2005年公開(86分)
製作国:オーストラリア・イギリス
監 督:ピーター・カッタネオ
CAST:クリスチャン・バイヤーズ、サファイア・ボイス

 

<STORY>
僕はオーストラリアの田舎町に住む男の子アシュモル。僕にはケリーアンという妹がいる。
ケリーアンにはポビーとディンガンという大好きな友達がいるんだけど、僕はそれが妹の作り上げた架空の友達だって知っている。
ある日妹はポビーとディンガンがいなくなった、って言い出した。しかも妹は病気にかかってどんどん弱っていく。
仕方ない、妹の病気を治すためにも、僕がお友達を探すしかない!

と、兄のアシュモルが立ち上がる。Pobyanddingan_1

 

<つぶやき>
ストーリーはとってもファンタジーちっくに聞こえるのですが、まったくそうじゃないところがとても気持ちがいい。

一攫千金を狙って、家族をオパールの採掘地であるオーストラリアの田舎町に連れてきた父。しかし、オパールはどこにも無い…。
殺風景だがオパールの夢に溢れているはずのその街は、誰かが石を掘り当てれば皆でやっかむ小さな街。

夢を持つ夫に恋してついてきた妻は、友達もあまりできず、昔の恋人を懐かしんでみたりする日々。
妹のケリーアンは、ポビーとディンガンという空想上の友達と遊ぶ内気な少女。
そんな妹が少し恥ずかしく感じていまう兄のアシュモル。

家族ができても、大人になっても、親になっても、妹がいるお兄ちゃんになっても…人はみんな弱さがあって、寂しさがあって、優しさがある。

まだ見ぬオパールに情熱を燃やす父と、他の人には見えない空想の友達を持つ妹。その間で見えないものを一緒に追いかけようとする兄のアシュモル。

見えないものを信じる人を信じてあげて、
見えないものを一緒に追いかけ続けたら…
いつのまにか…は足元に転がっているのかもしれません

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2006年3月22日 (水)

イージーライダー

イージー★ライダー コレクターズ・エディション

1970年公開(95分)
監 督:デニス・ホッパー
製 作:ピーター・フォンダ
製作国:アメリカ
CAST:デニス・ホッパー、ピーター・フォンダ、
    アントニオ・メンドーサ、ジャック・ニコルソン

 <STORY>
マリファナ密売で儲けた大金をタンクに隠し、真のアメリカを求めてオートバイで放浪の旅に出る二人のヒッピーを描いたアメリカン・ニュー・シネマの代名詞的作品。
元々は馬をバイクに乗り換えた現代の西部劇を目指して創られた作品だが、そこで描き出されたのはドラッグ・カルチャー、ヒッピーへの強烈な排他性、そして名ばかりの“自由”という当時ののアメリカであった。
'69年という時代性を強く反映させているのにもかかわらず、この作品が未だに色褪せないのは、そこで描かれていることが実は普遍的なものであり、現在でも充分に通用するテーマを映し出しているからであろう。
またこの映画の大ヒットは、低予算でも優れた作品が作れる事をハリウッドに知らしめた。Easyrider_3

  <つぶやき>
 ニューシネマといえば『イージーライダー』ですよね!!!

メキシコから密輸したマリファナで大金を得たキャプテン・アメリカとビリーが、チョッパーの大型バイクに乗ってロサンゼルスを出発、当てのない旅に出る。
2人が求めるのは「自由」。

「自由を説くことと、自由であることは違う。誰もが自由を語るが、自由な人間を見ることが怖いんだ。」

━自由や個人の尊重を掲げている国アメリカのイメージの崩壊━

アメリカの矛盾を書いた作品なのではないでしょうか。
そして、気ままな旅のはずだったからこそ、「これからも二人の旅は続いていく…」みたいなエンディングにはできなかったのかもしれないな・・・なんて思います。

とにかくかっこいいのはSteppenwolfの『Born to Be Wild』が流れ、二人が並んで走るシーン。
こんな景色の中だったら、自転車さえままならない私もバイクを飛ばしたい!!!・・・無理か。。

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2006年3月21日 (火)

アメリ

アメリ

2001年公開(120分)
製作国:フランス
監 督:ジャン=ピエール・ジュネ
CAST:オドレイ・トトゥ

<STORY>
小さい頃から空想の世界が一番の遊び場だったアメリ。
22歳になった今でも、モンマルトルのカフェで働き、周りの人々を観察しては想像力を膨らませて楽しんでいた。
そんなアメリは、あることをきっかけに他の人を幸せにすることに喜びを見出す。他人の人生にこっそりおジャマしてはたのしい悪戯を仕掛け、人知れずお節介を焼いて回るのだった。そんなアメリも自分の幸せにはぜんぜん無頓着。ある日、不思議な青年ニノに出会ったアメリはたちまち恋に落ちてしまうのだったが、アメリは自分の気持ちを素直にうち明けることが出来ない……。
 
<つぶやき>
とにかく楽しいエピソードとチャーミングな映像が全編にちりばめられ、一瞬たりとも飽きさせない。
かわいらしくて、おちゃめなアメリに一日楽しい気分させられます♪

ちょっと落ち込んだ日、誰かに幸せをおすそ分けしてほしい日に・・・

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ネバーランド

ネバーランド

2005年公開(100分)
製作国:アメリカ/イギリス
監 督:マーク・フォースター
CAST:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ケイト・ウィンスレット、 
    ダスティン・ホフマンPhoto_2

 <STORY>
あえて書きません。
とっても素敵なストーリーです! 
 
<つぶやき>
まだまだブログをはじめたてで、少し古い作品ばかりで申し訳ありません。
でもこれは本当に、素敵な作品でした。
この記事を書きながら、後ろに『ネバーランド』の公式HPを開いていますが、みなさんもぜひご覧ください!!!
きれいな音楽と、たくさんの写真や映像と、あったかいメッセージがたくさんです。
この映画は劇場に観にいきました。
CMで流れていたラストの、デップとフレディのベンチに座っているシーンは今思い出しても涙が出ます。
なんとなく、一度だけしか観ないほうが良いかもしれない…と思い、見たいのにDVDを観ていません。
この映画は大切な家族や、友人や、恋人…とにかく大好きな人と観てください。実話を元にしていて、こんなに温かみのある話にできるのはデップとフレディ君の演技や映像美、色使いの繊細さではないでしょうか。
心があーったかくなります。Images_1

大切な人と…
 大切な時間を…

  「ネバーランド」と共に過ごして…
      
   ー信じたら必ず行ける場所ー 

              へ旅してみてはいかがですか?

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2006年3月19日 (日)

ダンシング・ハバナ

ダンシング・ハバナ DVD ダンシング・ハバナ

販売元:エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
発売日:2005/12/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2005年公開(86分)
製作国:アメリカ
監 督:ガイ・ファーランド
CAST:ディエゴ・ルナ、ロモーラ・ガライ、セーラ・ウォード

 <STORY> 
1958年、キューバ。
一人の青年との出会いが私を変えた。

父親の赴任で魅惑的な常夏のキューバへやってきた18歳のアメリカン、ケイティ(ロモーラ・ガライ)。
そこで出会ったのは貧しいけれど誇り高いキューバ人ハビエル(ディエゴ・ルナ)と、サルサのリズムだった。
家族と共にアメリカへ移住するハビエルの夢をかなえるため、2人は力をあわせ、ダンス大会優勝を目指してレッスンを重ねるが・・・。

<つぶやき>
↑こんな感じで、見なくても時代とロケーションなどでもうストーリーがわかってしまう方もたくさんいるでしょう…
そして、『ダーティーダンシング』の続編といえばご存知の方も多いのでは。
そうなんです、避暑地を訪れた少女が、官能的なダンスを触媒に一人の青年と情熱的な恋に落ちる87年のヒット作「ダーティ・ダンシング」を下敷きにした作品なのです。(なぜラテン?という疑問はありますが…)
舞台を、革命前夜のキューバに移し、新たなスタッフ・キャストでアメリカ人少女とキューバ人青年という設定に変わりました。

なんといっても見所は、「天国の口、終りの楽園。」のディエゴ・ルナが演じるキューバ人の青年のダンス。
太陽の降り注ぐ、午後の公園で生演奏で踊る彼にメロメロです…
そして、ロモーラ・ガライ演じるケイティは、彼とダンスに出会うことでとても素敵な女性になっていきます。
ホントに、みるみるうちに綺麗にになっていきますからそこをお見逃し無く!!!
ベタなストーリーだけど、ダンスで魅せる場面や映像として綺麗なシーンは盛りだくさん。時代背景も興味深いところですし、一度二人のサルサに酔いしれてみてはいかがでしょう?

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Dolls

Dolls [ドールズ] DVD Dolls [ドールズ]

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2003/03/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2002年公開(113分)
製作国:日本
監 督:北野武
Cast :菅野美穂、西島秀俊、三橋達也、深田恭子

 <STORY>
映画監督北野武が、残酷な運命に導かれた3つの愛の物語を、文楽の人形を語り部に、美しくそして切なく描いた。
北野監督がこれまでのイメージを翻し、日本の四季を色彩豊かに描き出す。監督に“これがなければこの映画は成立しなかった”と言わしめた衣裳は前作「BROTHER」に引き続き山本耀司の手によるもの。

劇映画としては初めて国立文楽劇場での撮影が許可された。
近松門左衛門の“冥途の飛脚”の出番を終えた忠兵衛と梅川の人形が静かに遠くを眺めている。何かを囁いているような二人のその視線の先――。
松本と佐和子は結婚の約束を交わしていたが、社長令嬢との縁談が決まった松本が佐和子を捨てた。佐和子は自殺未遂の末、記憶喪失に陥る。
挙式当日、そのことを知った松本は式場を抜け出し病院へと向かう…。

年老いたヤクザの親分と、彼をひたすら待ち続けるひとりの女。
事故で再起不能になった国民的アイドルと、彼女を慕い続ける盲目の孤独な青年。
3つの究極の愛が、少しずつそれぞれの運命へと展開していく…。

 <つぶやき>
本当に、景色が美しい
この映画に関してなら誰もが『美しい』という言葉を言わずにはいられないのではないでしょうか。
日本ならではの紅色。新緑の深い緑。真っ白な雪。
日本の四季の移り変わりの中に、進む方向を見失った恋が描かれている。
行くところもなく、ただただ彷徨う恋。
佐和子と松本が昔婚約パーティーをした会場を二人で訪れるシーンがあります。過去の幸せが二人の中によみがえり、佐和子がその時初めて松本に自分の意思を示すのです。その時プレゼントされたネックレスを、胸元から手に取り松本に見せるのです、言葉もなく。

なんだか本当に切なくなりました。
恋とか愛はいつも紙一重でこれだけかなしい結末と隣り合わせかもしれませんね。でも、佐和子のように恋人を失って記憶を失くすほどの恋をしてしまったら年中泣いていることになってしまいそうですね…。

全部、俺、やるからさ・・・』取り乱す記憶喪失の佐和子に、松本は言うのです。こんな風に人に引き受けられるって、どんな気持ちでしょう???

とってもきれいな映像なので、雨で外に出られない日に部屋でDVDを流すだけでも十分楽しめそうです。
みなさんもいかがですか?

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リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 DVD リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2006/01/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2005年公開(107分)
製作国:アメリカ
監 督:ニルス・ミュラー
Cast :ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ドン・チードル

<STORY>  
1974年に実際に起きた事件を基に、ナイーヴすぎるがゆえに人生につまずき、ついには民間機を乗っ取りニクソン大統領の暗殺を企てるに至ったひとりの男の姿を追うドキュメンタリータッチのヒューマン・サスペンス。監督は本作で劇場長編デビューのニルス・ミュラー。主演は「ミスティック・リバー」のショーン・ペン。
 1973年、44歳のサムは1年前に別居した妻マリーと3人の子供との生活を取り戻すため、事務機具のセールスマンという定職に就いた。だが不器用なサムはなかなか思うように成績を上げられず、詐欺師のような上司のやり方にも我慢がならない。誠実に生きたいと願うサムにとって、“世界一の商売人”と皮肉混じりに上司が語るニクソン大統領は、アメリカを不誠実な国に導く悪しき存在へとなっていった。次第に仕事の愚痴が多くなるサムに対し、黒人の親友ボニーはなだめすかし、仕事を続けるよう説得する。そんなある日、裁判所からマリーとの一方的な婚姻解消通知が届き、激しく落ち込むサム。仕事も、家族との関係もうまく行かないサムは、ボビーと一緒に新事業を立ち上げるという夢に最後の希望を託すのだったが…。
 
 <つぶやき>
—— あなたは今回の映画のほぼ全シーンに出演しています。サム・ビックというとても複雑なキャラクターを演じる上で大変だったことはありますか?
「サムは実在した男だが決して歴史上有名な人物などではない。決して分析などされることのない男のことを分析しなくてはならなかった。キャラクター形成や演じる上で最も大変だったのは、知的なアプローチを控えながらも、出来るだけ彼に人間としての深みや情感を育む努力をした。また彼の行動に対するモチベーションをしっかりと表現すること。サムは周りの同情を誘うような男ではない。決して良い男ではないんだ。でも僕は万人に好かれる男を演じる事に興味はない。俳優としてそういう役からはなるべく遠ざかろうとしている」

と、HP上で話しています。
確かにショーン・ペンはこういう男の役を演じたら完璧に演じきる俳優さんだと思います。失ってしまったものを想い、彼が遠くを見つめる瞬間、すでにその人物になってしまった錯覚に襲われます。

サム・ピックはナイーブ(=経験がない・世間知らず・ウブな人)な人では確かにあるけれど、どちらかといったらセンシティブ(=繊細な・傷つきやすい・神経過敏)な人であったのではないでしょうか?

傷つきやすい…って、悪いことなのでしょうか?
繊細であることは罪なのでしょうか?

私は、繊細さや傷つきやすさを持ちあわせている人って大好きです。
確かにサムほどになると危なっかしいでしょうし、理解してあげられなくなるかもしれません。彼は確かに「良い」人ではないかもしれないですし。
でも、物事を感じる部分が人より少し柔らかすぎてしまう…のです。

みなさんは、友人にサムのようなセンシティブな人はいますか?

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2006年3月18日 (土)

パイロットフィッシュ

パイロットフィッシュ Book パイロットフィッシュ

著者:大崎 善生
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

     Img_pf_01_2          『パイロットフィッシュ』

  著者:大崎 善生

  角川文庫 絶賛発売中 定価:500円(税込)

  <STORY>
人は、一度巡り合った人と二度と別れることはできない――。
午前二時、アダルト雑誌の編集部に勤める山崎のもとにかかってきた一本の電話。受話器の向こうから聞こえてきたのは、十九年ぶりに聞く由希子の声だった……。
記憶の湖の底から浮かび上がる彼女との日々、世話になったバーの      マスターやかつての上司だった編集長の沢井、同僚らの印象的な姿、言葉。
現在と過去を交錯させながら、出会いと別れのせつなさと、人間が生み出す感情の永遠を、透明感あふれる文体で繊細に綴った、至高のロングセラー青春小説。
吉川英治文学新人賞受賞作。

  <つぶやき>
「とてもキレイな装丁だなぁ」
「パイロットフィッシュ?なんだろ?」
とまでは本屋さんで見かけた時に思った記憶はあるのです。
でもなんだか手に取るタイミングに恵まれないままでした。

『人は、一度めぐり合った人と二度と別れることはできない。なぜなら人には記憶という能力があり、そして否が応にも記憶とともに現在を生きているからである。』

物語はこの二行から始まる。
40歳を過ぎた主人公のもとに、アルコール依存症になった友人から電話がかかってくる。彼は、20年前に何度と無く人を罵倒し、傷つけるために放った自分の言葉の記憶に苦しめられていた。
そして、19年ぶりに20歳のころの恋人からの電話もかかってくる。
当時、別れた三ヶ月後の手紙で
「この愛が本物ならば、二人はこの世界のどこかで必ず再びめぐり合うはずです。私はそれを信じ、それにかけてみます」こう、書いた彼女からだった。

人は二度と戻らないものも、二度と見ることのできないものを、忘れることができないんですよね。だから、悲しく、背中から自分のすべてを吸い取られるような喪失感に苦しむのかもしれません。
結果的に、手紙を書いた彼女は彼には手紙の意味のままにはめぐり合うことはないわけですが、それも受け入れる彼女の強さに胸を締め付けられます。
思い出も、会えない間の記憶も、今となっては自分への愛情は無いであろうかつての恋人に、きちんと伝えたいことを告げに行った勇気に同じ女性として本当にすごいと思います。
人生に大切なものは、「出会うこと」なのか、「記憶に残る」ことなのか、「誰かと寄り添う」ことなのか…
こんなに優しい、苦しい気持ちになる小説は久しぶりでした。
すでに三回読みました。

ということで、2つ目の記事にして早くも小説をご紹介してしまいました・・。
ぜひ、皆さんも読んでみてくださいね!

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フラッシュダンス

DVD フラッシュダンス

販売元:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
発売日:2005/01/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Flash7 1983年公開作品(95分)

監督:エイドリアン・ライン

Cast:ジェニファー・ビールス、マイケル・ヌーリー

<STORY>
映画「フラッシュダンス」は世界中で大ヒットを記録し、ダンス映画ブームの火付け役となった映画。
プロのダンサーになる事を夢みて、昼は工場の溶接工として働き、夜はクラブのショー ダンサーとして働きながら、毎日大好きなダンスの練習に汗を流す主人公アレックスのひたむきな姿をエキサイティングなダンス ミュージックをバックに描き出している。
短いシーンではあるもストリートでのムーンウォークやブレイクのダンスシーンは衝撃を与えた。また、アカデミー賞最優秀主題歌賞を受賞したアイリーン・キャラによる主題歌「ホワット・ア・フィーリング(What a feeling)」などオリジナル サウンド トラックも大ヒットを記録。数々の名曲が感動を更に熱いものにしてくれる。 

 <つぶやき>
小さな頃からダンス映画の大好きな私。
ラストのオーディションのシーンは何度も見すぎて、ビデオで見ていた頃はよく巻き戻しのし過ぎでテープを傷めていました。最近はもうDVDになり、そんな心配も無くなりましたが・・・。
このシーンには男性含め、4人のダンサーがアレックスと同じ衣装・髪型にボディメイクをほどこして作ったものなのだそうです。  
ちなみにそのダンサーのボディメイクは日本人の元ダンサーの女性が担当。その技術は評価され「ボディメイクのカオリ」と呼ばれ、現在もメグ・ライアンやスタローンの専属メイクさんでもあります。
こんなところで日本の女性の活躍があったことは嬉しいことですね。

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