イージーライダー
1970年公開(95分)
監 督:デニス・ホッパー
製 作:ピーター・フォンダ
製作国:アメリカ
CAST:デニス・ホッパー、ピーター・フォンダ、
アントニオ・メンドーサ、ジャック・ニコルソン
<STORY>
マリファナ密売で儲けた大金をタンクに隠し、真のアメリカを求めてオートバイで放浪の旅に出る二人のヒッピーを描いたアメリカン・ニュー・シネマの代名詞的作品。
元々は馬をバイクに乗り換えた現代の西部劇を目指して創られた作品だが、そこで描き出されたのはドラッグ・カルチャー、ヒッピーへの強烈な排他性、そして名ばかりの“自由”という当時ののアメリカであった。
'69年という時代性を強く反映させているのにもかかわらず、この作品が未だに色褪せないのは、そこで描かれていることが実は普遍的なものであり、現在でも充分に通用するテーマを映し出しているからであろう。
またこの映画の大ヒットは、低予算でも優れた作品が作れる事をハリウッドに知らしめた。
<つぶやき>
ニューシネマといえば『イージーライダー』ですよね!!!
メキシコから密輸したマリファナで大金を得たキャプテン・アメリカとビリーが、チョッパーの大型バイクに乗ってロサンゼルスを出発、当てのない旅に出る。
2人が求めるのは「自由」。
「自由を説くことと、自由であることは違う。誰もが自由を語るが、自由な人間を見ることが怖いんだ。」
━自由や個人の尊重を掲げている国アメリカのイメージの崩壊━
アメリカの矛盾を書いた作品なのではないでしょうか。
そして、気ままな旅のはずだったからこそ、「これからも二人の旅は続いていく…」みたいなエンディングにはできなかったのかもしれないな・・・なんて思います。
とにかくかっこいいのはSteppenwolfの『Born to Be Wild』が流れ、二人が並んで走るシーン。
こんな景色の中だったら、自転車さえままならない私もバイクを飛ばしたい!!!・・・無理か。。
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